Mac のファンスピードを簡単に調整できるソフト「Macs Fan Control」

みなさんこんにちは、たいくんです。
みなさんは、Macで重たい処理などをして、Macが暑くなった時はどうしてますか?そのまま処理を行う?それとも中断して冷めるまで待って、冷えたら始めるを繰り返す?中にはパソコンを冷やしてくれる台に乗せて使っているなんて人もいるでしょう。ですが、そんなことをしなくても、ソフトを入れるだけで解決する事ができるんです!そのソフトというのがこの「Macs Fan Control」なんです!
※2015年以降のMacBookにはファンがついていないので使用できません。MacBook Airなど、MacBook以外の機種向けです。2010年以前のMacBookでは使えます。もちろんデスクトップでも使えます。




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Macs Fan Control とは?

このソフトで、Macに内蔵されているファンを個別に制御する事ができます。また、CPUやHDDなどの、Macに内蔵されている温度センサーも読み取る事もできるんです。
しかもこのソフト、macOS版だけでなく、Bootcampで起動した時にも使えるよう、Windows版も公開されています。

ダウンロード

こちらからmacOS版とWindows版がダウンロードできます。画面中央の「Free Download」か、右上の「Download」ボタンを押して、ダウンロードしたいプラットフォームを選びましょう。




使い方

Macs Fan Controlを開くと次のような画面が表示されます。
Macs Fan Control 基本画面
クリックで拡大
ウィンドウ左側にあるのがファンです。ここの名前や数はMacによって変わります。
左から「ファンの名前」「設定可能な最小の回転数ー現在の回転数ー設定可能な最大の回転数」「制御方法(自動はMacのシステムが制御、Custom...は自分で制御方法を変更)」となっています。
ウィンドウ右側にあるのが温度センサーおよび現在の温度です。ここもMacによって変わります。
ファンを自分で制御するには、ファンの右側にある「Custom...」をクリックします。
回転数を一定値」では、温度変化に関係なく、設定した回転数で回り続けます。
※温度が高い状態でファンの回転数を下げたままにすると、Macの故障の原因になります。絶対にやめてください。
センサー温度による制御」では、自分で指定した温度センサーが、自分で指定した温度になるとファンの回転数が変わります。例えば、CPUが70℃を超えるとファンの回転数が上がり始め、90℃になるとファンが最速で回る、という風に制御できます。
ちなみに、ウィンドウ上部にある「Active preset:」という項目ではプリセットを変更する事ができます。有料版を買えば自分で設定したファンの回転数の情報をプリセットとして保存できるので、瞬時に変更する事ができます。




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設定

General:

・システム開始時に最小化して起動(推奨)
オンにすると、Mac起動時に、最小化された状態で起動します。
・Check for updates when the app starts
オンにすると、このソフトが起動した時に、アップデートがあるかを自動的に確認します。
・温度単位に華氏を使用
温度センサーの温度の単位が℃ではなく°Fで表示されます。
・可能な場合温度を正確に表示(例 45.4)
そのままです。
・S.M.A.R.T.
S.M.A.R.T.に対応したハードディスクが接続されている場合、オンにするとハードディスクの温度が表示されます。
・NVMe
NVMe接続されたSSDがある場合、オンにするとSSDの温度が表示されます。

メニューバーアイコン表示:

・アイコン
アイコンの色(青か黒)や、表示非表示を設定できます。
・ファン
回転数を表示したいファンを選択します。
・センサー
温度を表示したいセンサーを選択します。



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温度について

CPU

基本的に、CPUは発熱が大きいので、「70℃!?壊れるんじゃない!?」となるかもしれませんが、全く問題ありません。Mac(というかほとんどのノートパソコン)は排熱処理がそこまで優れているわけでもないので、CPUなんて重たい処理をすると80℃や90℃なんかすぐ行きます。
これが自作PCといった、一体型でないデスクトップパソコンで90℃とかいったらもっと性能の高いファンに変えなければいけませんが、MacBookやiMac、Mac miniだと結構普通です(自分のMac Proだと重たい処理をしても70℃くらい、iMacやMacBookだと90℃ぐらいまで行きました)。
ちなみに、100℃付近になるとCPUの保護回路が作動して性能が下がる「サーマルスロットリング」というのが起きるので、基本的には90℃を超えないように設定すれば問題ありません。

HDD

HDDが60℃を超えているなら、いつ故障してもおかしくない、もしくはどこかが壊れています。なかなか温度が下がらなければ、HDDの交換を視野に入れたほうがいいかもしれません。SSDは結構発熱するので、65℃を超えないようにすればいいでしょう。

まとめ

このソフトを使えば、真夏になった時に、Macの発熱をあまり心配しなくてもよくなるでしょう。CPUなども、冷えた方が少し早くなるかもしれませんので、「最近Macが熱いし遅い気がする」と思っている方はぜひ試してみてください(遅い原因は色々あるので温度だけでは解決できないかもしれませんが)。
それではここら辺で終わりにします。ここまでみてくださって、本当にありがとうございました!さようなら!







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