【一度は使ってみて】最強すぎる Web ブラウザ「Brave Browser」

みなさんこんにちは、たいくんです。
私は1年半ほど前、「【Mac】私が(今更) Safari をやめて Chrome に移行した理由」という記事を書き、Chromeを褒めまくっていましたが、実のところ、あの記事を書いて約半年後に、Chromeから今回紹介するBraveに乗り換えてしまいました。
この記事では、ChromeからBraveに移行した理由と、Braveの最強ポイント(メリット)、残念ポイント(デメリット)を簡単にまとめて紹介します。


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Braveに移行した理由

広告が表示されない

Braveには「Brave Shields」という広告ブロック(アドブロック)機能が搭載されています。
この広告ブロック機能がとても優秀で、ほぼ全ての記事で広告が表示されません。もちろん、YouTubeの動画広告も消えます。
広告が表示されないというのは本当に良いです。間違えて押してしまうこともないし、動きのある広告に目が行って、見ている記事の内容が頭に入ってこないということもありません。他人にブラウザ画面を見せるときにも、見せたいものだけを見せることができます。
広告のない画面に慣れた後に広告をつけてみると、こんなにも多くの広告が表示されていたのか、と驚くほどです。また、広告が表示されないことで、読み込み時間の削減やデータ通信量の節約にもなります。

クリエイターにもユーザーにも支払われる

広告が表示されないというと、クリエイターの収入源がなくなってしまうのではないか、と疑問に思うかもしれません。私も、その様な考えがあり、以前まで広告ブロック機能は使っていませんでしたが、Braveには「Brave Rewards」という機能があり、これによってクリエイターの収入源が確保されています。
Brave Rewardsの仕組みは、記事に表示されるものとは別の専用の広告を表示する機能をオンにすることで、広告収入がクリエイターに支払われるというものです。しかも、ただ広告が表示されるようになるだけでは無く、その広告収益の70%を、BATという仮想通貨(暗号資産)でユーザーに支払ってくれます。受け取ったBATは、Brave 認証クリエイターになっている記事やSNSアカウントへの寄付に使えるだけでなく、日本の暗号資産取引所のbitFlyerと連携することができるので、日本円に交換したり、別の暗号資産と取引したりすることも可能です。

プライバシーが守られる

最近、さまざまな場所で、個人情報に関することが話題になっています。
インターネットに接続するとき、一般的なブラウザではアクセスした人の場所、年齢、性別、興味や関心などの重要な個人情報が自動的にさまざまな場所に送信され、どんな広告を表示するかやおすすめのニュース記事を表示するなどの機能に使われています。便利な機能ではありますが、さまざまな企業などに、自分の知らないうちに個人情報が送られていると分かったらどう思うでしょうか。信頼できる企業だけに送るならまだしも、全く知らないところに送られるくらいならこんな機能使わないなんて人もいるのではないでしょうか?
Braveなら、Brave Rewardsでは個人情報を送信せずに広告が表示され、Brave Shieldsではサイトに埋め込まれた、個人情報を収集するスクリプトはブロックされます。Tor接続を行うプライベートウィンドウを使えば、IPアドレスすらも送信せずに使うことができます。Brave Newsでプライバシーを守りながらおすすめニュースをみることもできます。

Chromiumベースである

Braveは、Chromiumをベースに開発されています。
Chromiumとは、Google Chromeの必要最低限の土台の様なもので、それを使って開発者がカスタマイズしてブラウザを作っています。Chromiumベースのブラウザには、Google Chromeの他に、新Microsoft EdgeやOperaなどがあります。
Chromiumベースなので、基本的なUIは変わらず、Chromeの機能拡張、テーマなどが全てそのまま動作します。そのため、ChromeをはじめとしたChromiumベースのブラウザから乗り換えても、使いやすさはそのままに、新ブラウザの機能を使うことができるのです。


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Braveの最強ポイント(メリット)

上記+αを簡単にまとめた最強ポイントを紹介します。

邪魔な広告なし+ユーザーにも還元

記事を見るときも動画を観るときも、邪魔な広告が一切表示されないので、コンテンツにしっかり集中できます。Brave Rewardsをオンにすれば、邪魔にならない場所に広告が表示され、さらにそれを見ればBATがもらえるので、企業はユーザーに広告を見てもらいたい+ユーザーはBATが欲しくて広告を見るという、企業にとってもユーザーにとってもWin-Winな機能となっています。

読み込みが速い

記事に表示される広告や個人情報を収集するトラッカーなどをブロックするので、ページの読み込みが非常に高速です。そのため、ストレスがあまりありません。
データ通信量も少ないので、外でスマートフォンなど使う場合でも、データ容量を節約できます。

プライバシー侵害の心配なし

知らないところに個人情報が送信される心配がないので、気兼ねなくブラウジングできることは良いものです。勝手に怪しいファイルをダウンロードされる心配は無いし、ファイルのダウンロードページにたくさん表示される、ダウンロードマークの広告を、ダウンロードボタンと間違えてウイルス(マルウェア)をダウンロードしてしまう心配もありません。

Chromeから乗り換えやすい

Chromiumベースなので、機能拡張やテーマ、ブックマーク、パスワードなどをインポートすれば、Chromeのいいところはそのままに、ほとんど変わらない使いやすさのまま乗り換えることができます。

対応デバイスが多い

Braveは、Windows (32ビット64ビット)、macOS (Intel MacApple Silicon Mac)、Linux(64ビット)AndroidiOSに対応しています。Brave Syncを使えば、プライバシーを守りながら同期することもできます。


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Braveの残念ポイント(デメリット)

同期がちょっと面倒

プライバシーを守るためには仕方のないことですが、同期をするためには画面に表示されるパスフレーズを入力する必要があります。これが結構長いので面倒です。とはいえ、一度済ませてしまえばやらなくて良いので、大変なのは最初だけではありますが・・・。

iOS版ではBATがもらえない

こればかりはApp Storeの規約の問題なので、Braveの開発者側がどうにかできることではありませんが、iOS版ではBrave Rewardsをオンにしても、広告が表示されるだけでBATはもらえません(広告を見ることで、Brave 認証クリエイターへの寄付にはなります)。

一部サイトが正常に動作しない

Brave Shieldsのブロック機能によって、一部サイトの機能が正常に動作しないことがあります。例えば、私が気付いたものだと価格.comの「絞り込み条件を一括追加・変更」ボタンが反応しませんでした。この様に、サイトの動作がおかしかったり、違和感があったりする場合は、アドレスバーにあるBrave Shieldsボタンからスイッチをオフにすると、現在表示中のサイトのみBrave Shieldsをオフにすることができ、その設定は次回アクセス時にも保持されます。

さいごに

Braveは、Chromeの良いところをそのままに、便利で使いやすい機能が搭載されていて、特にChromeユーザーは操作方法も変わらず、乗り換えやすいので、ぜひ一度使ってみてください。今までのブラウザにはもう戻れないと思いますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!それではまた!


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コメント

  1. OCLP Venturaでお世話になっています。Braveをメインブラウザで使っていますが、最近、PagesにBraveから任意のWebサイトのテキストファイルをコピペができなくなりました。ワードならコピペ可能です。解決法はありますか。MacPro5.1 OSはOCLP Venetura13.7です。なおBraveは最新版を使っています。

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    1. コメントありがとうございます。
      Pagesにコピペができなくなったとのことですが、ペーストしても何も表示されないのか、ペーストしようとするとフリーズしてしまうのかなど、もう少し具体的に教えていただけますか?
      また、Brave以外のアプリケーションでコピーしたテキストをPagesにペーストすることと、BraveでコピーしたテキストをPages以外のアプリケーションにペーストすることはできますか?
      さらに、Pagesでペーストする際、「ペーストしてスタイルを合わせる」でペーストすることはできますか?

      Sequoiaではありますが、私のMac Proでは問題なくペーストすることができたため、OSの問題かソフトウェアバージョンの問題、またはそれ以外に原因がある可能性があります。

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  2. BraveでPagesにコピぺすると何も表示されません。ペーストしてスタイルを合わせるもできません。Brave以外のブラウザ、SafariではPagesにコピペ表示されます。BraveでコピーしたテキストをPages以外のアプリケーション(Word)にペーストすることはできます。ググってみたところAbsolute Enable Right Click & Copyという拡張機能をBraveに入れればコピペできるという書き込みがあったの試してみたが、どうやってもPagesにはコピーできなかったです。なお、Pagesはロックしていません。Pagesは最新版です。MacPro2010 2012 2013も同様です。

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    1. なるほど、ありがとうございます。
      もしかしたらPages側の問題かもしれませんね。
      最新バージョンのPagesはSonomaまたはそれ以降が必要になるので、macOSをアップグレードしてからPagesをアップデートするか、別のブラウザや文書作成ソフトを使用するなどして代替するしかなさそうです(可能であれば、一旦メモ帳などにペーストしてからコピーし、Pagesにペーストするのも良いかもしれません)。
      オンラインバージョンのPagesも存在しますので、ウェブブラウザ内で完結させるのも1つの手だと思います。
      https://www.icloud.com/pages

      Venturaのセキュリティサポート終了まであと1年を切っているため、ソフトウェアの都合等が問題なければ、バックアップを作成してからアップグレードしてみるのが良いかもしれませんね(少なくともSequoiaでは、BraveからPagesにペーストできることを確認しています)。

      ちなみに、そちらの機能拡張はおそらく、サイト側が右クリックとコピーの禁止をしている場合でも右クリックとコピーを有効化するための機能拡張と思われますので、Pagesにペーストできない問題とは関係ないように思います。

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  3. ありがとうございます。SONOMAアップが必要かもしれませんね。

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  4. 前回質問した者です。Brave がクラッシュする
    MacPro2013 OCLP Ventura13.7でしばらくBraveを使用しなかったが、Braveを立ち上げ最新バージョンに更新して再起動すると写真のように白い画像が出てクラッシュしてしまいマウスもキーボードも使えないので強制終了して、写真2にあるBraveサポートコミュニティに出ていた修正方法(アプリケーションのライブラリのBraveSofwareを削除)を試してみても変わらず。
    すべてのBraveアプリファイルを削除して再度新規インストールしてもクラッシュしてしまいます。修正方法教えてください。Safariは使えます。
    なお、MacPro2010 2012の方は同様にOCLP Ventura13.7ですがBraveは正常に使えています。その後Braveカスタマサポートに質問してみると返信あり、ブラウザが起動するにあたって本来標準で搭載されているはずのOSの機能が不足していてブラウザの画面が表示できなくなっているような印象とのこと。立ち上がらず不具合ログがわからないのでこれ以上は不明とのこと。ということはOCLPVenturaの不具合なのでしょうか。(OCLPは2.1.2)
    Braveカスタマサポートに質問したら返信があり、ブラウザが起動するにあたって本来標準で搭載されているはずのOSの機能が不足していてブラウザの画面が表示できなくなっているような印象とのこと。立ち上がらず不具合ログが不明なのでこれ以上はわからないとのこと。ということはOCLPVenturaの不具合なのでしょうか。Braveは諦めですかね。

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    1. コメントありがとうございます。
      おそらく、クラッシュしているのではなく、表示が乱れているだけではないでしょうか?
      Google ChromeやDiscordなどのElectronベースのアプリケーションで正しくレンダリングされない問題が起きています。
      まだOCLPには組み込まれていないものの、すでにバッチが用意されているため、以下のリンクからパッチをダウンロードしてください。
      https://gist.github.com/khronokernel/122dc28114d3a3b1673fa0423b5a9b39

      リンクを開いたら、右上の「Download ZIP」をクリックするとファイルがダウンロードされますので、ダウンロードしたら必要に応じてファイルを解凍しておきます。
      また、このパッチの実行にはPython 3.11以降が必要ですので、インストールされていない場合はインストールしておく必要があります。

      このパッチを実行するには、ターミナルを開いて以下の文字列を入力します。まだコマンドは実行しないでください。

      python3

      入力したら、最後に半角スペースを1つ入れ、先ほどダウンロードしたパッチファイルを、ターミナルウィンドウ内にドラッグアンドドロップします。
      すると、以下のように、先ほど入力した文字列に続けてファイルパスが入力されると思います。

      python3 /Users/ユーザ名/Downloads/electron_patcher.py

      正しく入力されていることを確認したら、コマンドを実行してください。
      コマンドの実行が完了するとElectronベースのアプリケーションが正常にレンダリングされるようになるはずです。
      もしかしたらアプリケーションの再起動が必要になる可能性があります。また、アプリケーションがアップデートされた後に同じ問題が発生した場合は、もう一度パッチを実行する必要があります。

      ちなみに今回のように、古いMacに非対応のOSをインストールしている場合、カスタマーサポートに連絡するのは控えることをおすすめします。
      非対応のOSをインストールしている環境は「サポートされていない環境」での使用となるため、カスタマーサポートのサポート範囲外となります。
      カスタマーサポートの方々へのご迷惑となってしまう可能性があるため、ご自身で解決できない場合は、サポートされている環境で使用される(お使いのMac Proの場合はMontereyで使用するか、最新のBraveでサポートされているバージョンのmacOSをインストールできる新しいMacを使用する)ことをおすすめします。

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  5. ありがとうございます。OCLPの問題なんですね。もしBraveがアップされるとまた不具合の可能性も出てきてご説明のパッチも当てる必要が出てくる可能性もあると言うことですか。ちょっと面倒なので当面Safariを使ってみます。どうしてもBraveを使う必要性が出てきましたらご指導いただいたものを実行してみます。お手数お掛けいたしました。

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