みなさんこんにちは、たいくんです。
Volumには標準でYAMAHA AVR(AVレシーバー・AVアンプ)をサポートしていて、今回はこちらの機能を使います。
私はMacにYAMAHAのAVアンプ「RX-V6A」を通してディスプレイ(43P8B)に接続しています。
HDMIで接続しているため、音量を調整するにはリモコンを使うか、アンプ側の音量を上げておき、前に紹介したソフト「eqMac」を使うかなどを行う必要があります。
eqMacはマルチチャンネルに対応していないため、私はリモコンで音量を調整していましたが、今回紹介する「Volum」というソフトを使えば、リモコンなしでMac(やiOS /
iPadOSデバイス)からアンプ側の音量を調整することができるようになります。
広告
Volumとは?
Volumは、スマート照明などのスマートデバイスをキーボードから操作できるようにする、スマートコントローラーアプリケーションです。
The Low-tech guys |
対応するスマートデバイスはローカルネットワークに接続できるものならなんでもいいので、理論上はYAMAHA以外のAVアンプも操作できます(ネットワークコマンドの設定が必要。この記事では解説しません)。
対応するYAMAHA AVR
ネットワークに接続できるアンプに対応しています。有線・無線は問いません。
Mac(やiOS / iPadOSデバイス)と同じネットワークに接続している必要があります。
対応する機能
以下の機能に対応しています。
- 音量の調整
- 電源のオン・オフ
- オーディオソースの変更
- ゾーンごとのコントロール
- ミュート・ミュート解除
また、Macのオーディオ出力デバイス変更時に、アンプの電源オン・ミュート解除をし、適切なオーディオソース・ゾーンに変更してくれる機能もあります。
広告
ダウンロード
Mac / iOS / iPadOS共通で、App Storeから無料でダウンロードできます。対応デバイス
- macOS Monterey (12.0)以降のMac
- iOS 15.0以降のiPhone、iPod touch
- iPadOS 15.0以降のiPad
使い方
メイン画面
この記事ではMac版での使い方を紹介していますが、iOS / iPadOS版でもほとんど変わらないので操作に迷うことはないと思います。
アプリケーションを起動すると、メニューバーに丸いアイコンが現れます。操作は基本的にここから行います。
開くとすでにアンプが見えているのがわかると思います。右側の+ /
-ボタンをクリックして、アンプの音量が変わるか確認します。また、左側の音量バーを動かしても音量を変えることができます。
注意:何かを再生している場合は、突然大きな音量にならないよう、一度止めて音量を操作することをおすすめします。
音量ボタンの下にはオーディオソースを変更するボタンがあり、さらにその下には電源、ミュートを切り替えるボタンがあります。
広告
アンプの設定
メイン画面の右上にある歯車ボタンをクリックすると、アンプに関する設定を行うことができます。
Soft Limit for Volume
ここでは、このアプリを使って音量を変更するときの最大音量(音量の上限)を設定することができます。
Disable limit temporarilyにチェックを入れると、一時的に上限を無効にすることができます。
AV-to-Mac Input Binding
ここでは、Macのオーディオ出力デバイスの設定に応じてアンプの設定を自動で変更するための設定を行うことができます。
When audio output isには、Macのオーディオ出力デバイスを選択します。
Set receiver input toには、アンプのオーディオソースを選択します。上記で設定したオーディオ出力デバイスに変更すると、ここで選んだオーディオソースに切り替わります。
In zoneには、上記設定に加え、ゾーンも指定することができます。
例:When audio output isに「TV」、Set receiver input
toに「HDMI1」、In
zoneに「ゾーン2」の場合、Macのオーディオ出力デバイスを「TV」に切り替えると、アンプの「ゾーン2」で入力(オーディオソース)が「HDMI1」に自動で切り替わるようになります。
Network settings
ここでは、アンプとの接続に関する設定を行うことができます。
Request timeoutは、アンプへのネットワークリクエストがタイムアウトになるまでの時間です。
Fetch state everyは、アンプの状態を取り寄せる時間の間隔です。
Consider disconnected afterは、アンプとアプリケーションを切断するまでの試行回数です。アプリケーションからアンプへの接続に、指定回数連続で失敗するとアプリケーションからアンプが切断されます。
アプリの設定
メイン画面の左下にあるSettingsをクリックすると、アプリ設定を開くことができます。
Discover devices automaticallyにチェックを入れると、このアプリに対応するデバイスが自動で検出されるようになります。
Hide disconnected devicesにチェックを入れると、切断されたデバイスが非表示になります。
Check devices every [数字] secondsにチェックを入れると、[数字]秒おきにデバイスを確認します。
Launch at loginにチェックを入れると、Macのログイン時にアプリも起動するようになります。
Enable hotkeysにチェックを入れると、次のキーで操作できるようになります。
- Increase Key(音量や明るさなどの「上昇」キー)
- Decrease Key(音量や明るさなどの「下降」キー)
- Mute Key(ミュートキー)
- Power Key(電源キー)
上記キー設定のところにあるDisableをクリックすると、そのキー操作を無効にすることができます。Enableをクリックすると再び有効に戻すことができます。
Control all when holdingでは、ここで設定したキーを押しながら上記ホットキーを操作することで、このアプリに登録したすべての機器を同時に操作することができます。
ここで設定できるキーは、右Commandキー、右Optionキー、右Controlキーです。
欠点
サウンドモードの切り替えができない
私はよく「スタンダード」や、「サラウンドデコーダー」、「ストレートデコード」、「全チャンネルステレオ」などのサウンドモードを使うのですが、現状これらの設定を変更することができません。
YAMAHAのネットワークAVアンプは、ネットワークからこれらの設定を変更できるため、今後のアップデートで使用できるようになればかなり使いやすくなりそうです。
思い当たる欠点はこのくらいです。
広告
さいごに
YAMAHAのネットワークAVアンプとMacを接続して使用している方にとっては、ものすごく便利なアプリではないでしょうか?
アンプを通して接続していると、リモコンを使うか、アンプのボリュームノブを触って直接音量を変更する必要があります。初めのうちはあまり面倒に感じなくても、しばらく使っていると音量変更が苦痛に感じたり、わざわざリモコンを取り出したりする必要があるため、あまりスマートな方法とは言えません。そのため、このアプリを使ってキーボードから音量を変更できるというのは、はっきりいってすばらしいと思います。
音量変更の方法に悩んでいる方は、ぜひこのアプリを試してみてください。もう手放せなくなりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!それではまた!
広告
コメント
コメントを投稿
コメントは、このブログの管理者であるたいくんが内容を確認し、承認されるまで表示されません。
詳しくは、プライバシーポリシーをご覧ください。